子供の証券口座を開設するメリットとデメリット

2016年から始まったジュニアNISAなど、投資家にとってうれしい制度も導入され、年々貯蓄から投資への動きは加速しています。

 

とはいえ、これまで投資をしたことがない方にとっては、自分には関係のないと思っている人も多いと思います。そもそも子供の証券口座を開設すると、どんなメリットがあるのかわからない方も多いのではないでしょうか?

そもそも証券口座を持っている親世代も、全体の2割程度だというデータがあります。

子供で証券口座を持っている割合は?

そこで今回は、子供名義の証券口座を作る事によるメリットとデメリットについて書いてみたいと思います。

子供の証券口座を作るメリット

子供の証券口座を作ると金銭的と教育面の両方のメリットを得ることが出来ます。

NISAをフル活用出来る

NISAという制度はご存知ですか?

NISAは2014年から始まった、年間120万円までの投資に対し、得られる利益が5年間非課税になる制度です。5年間で最大600万円まで非課税で投資することができます。

通常の証券取引では利益に対して20%の税金がかかるので、この分がお得になるわけですね。

 

一方、ジュニアNISAは2016年から始まったNISAの未成年者バージョンです。

20才未満であれば年間80万円までの投資利益が5年間非課税になります。5年間で最大400万円まで非課税で投資することができます。

例えば、子供が2人の家族では、親も子供もNISA制度をフル活用することで年間最大400万円の非課税枠がもらえます。

この家族の場合、5年間で考えれば、最大2000万円の非課税枠がもらえるので、もはや資産運用をすべて非課税で行うことも可能です。

こんな素晴らしい制度を利用しないのは非常にもったいないです。

ジュニアNISAでは18才までは現金化して出金することができません。もし18才以下で現金化すると、通常通りの税金が発生するので注意が必要です。

株主優待が倍もらえる

投資する企業によっては、自社の株主に対して株主優待制度を導入している場合があります。

株主優待は、企業が利益の一部を当社製品やギフト、商品券などで還元してくれる制度です。

 

持っているだけで、いきなり家に商品券や食品などが届くので、それ自体が楽しい制度です。

 

株主優待は、保有する株式の数によってもらえる量が変わりますが、これが単純に保有数に比例するわけではありません。

例えば、100株で1000円の商品券がもらえるような会社を例にとると、次のようなことが多いです。

  • 100株保有・・・1000円分の商品券
  • 500株保有・・・2000円分の商品券
  • 1000株保有・・・3000円分の商品券
このように、2倍の数の株を持っているからと言って優待が2倍もらえるわけではありません。(たまに例外もあります。)

保有する株式が増えれば利回りが悪くなり、最低単元がもっとも利回りが高い場合が多いです。

証券口座の数を増やすことで、それぞれの口座で最低単元ずつ購入すれば、それぞれの口座で優待券をもらうことができます。

IPOに当選しやすくなる

IPOとは「新規公開株」のことです。

新たに企業が市場に上場する(その株が誰でも購入可能になる)場合、最初に公開する株式を買う権利は、抽選で決められることが多いです。

証券口座によって、抽選出来る数が決まっているのですが、口座数が多くなると、応募できる数も増えるのでIPOに当選する確率が上がります。

新規公開株は、公募価格(最初に購入できる金額)に比べて、初値(上場して最初につく値段)が高くつくことが多く、当選するだけで利益が得られる可能性が高いです。

複利の効果が得られる

長期にわたり資産運用を行えば、福利の効果を得られます。

福利の効果とは、投資で増えた利益を再び投資に回すことで、掛け算でお金が増えていく事を言います。

例えば、次のような場合を考えてみます。

100万円を年利5%で運用した場合

1年目:100万円 × 1.05=105万円

2年目:105万円 × 1.05=110万円

3年目:110万円 × 1.05=115.7万円

・・・・・

20年目:252万円×1.05=265万円(2.65倍)

このように、例え1年で増えるお金の割合が5%でも20年運用すれば、元本の2.6倍まで増やすことができます。

これにより、出来るだけリスクを抑えて安全に運用したとしても2倍、3倍のリターンを得られる可能性があります。

資産運用にかける時間が長ければ長いほどいいので、0才から資産運用を始めると最強という訳ですね。

子供が産まれたら始めよう!0才からの資産運用

子供の教育になる

子供が自分で物事の判断がつくような年齢になったら、自分名義の証券口座があることを伝え、実際に自分で運用してもらうつもりです。

当然、最初は小額から始めてもらいますが、若いうちから投資を経験してもらうことで、将来お金と上手く付き合っていく準備を行います。

高校などで学ぶ「現代社会」で多少、お金の話も出てくるかと思いますが、対して興味がわかなかったことを覚えています。

実際に自分で運用してもらうことで、お金とは何かということについて考えてほしいと思います。

社会人になる前に投資をする環境が整う

自分の経験上、一般家庭の子供が最短でお金持ちになる方法は、社会人になって給料をもらい始めると同時に投資をはじめることだと思います。

例えば、初任給から毎月5万円を投資に回して運用すれば、お金が必要な40代になったころにはある程度の資産形成ができます。貯蓄癖も付きますし、将来自分で独立したくなった時にも開業資金を作ることができます。

子供名義の証券口座を小さいときから保有しておけば、子供が大人になったときにわざわざ口座を開かなくていいので、投資に対して心理的ハードルが低くなります。

子供の証券口座を作るデメリット

子供の証券口座を作って資産運用をすることはいい事が多いですが、投資なのでノーリスクではありません。

次は、資産運用のデメリットについてみていきます。

元本割れのリスクがある

もちろん資産運用は貯蓄ではなく投資なので、元本よりも少なくなるリスクもあります。

1つの企業に集中投資を行いリスクを過剰に取りすぎてしまうと数日で投資額の半分になるということもあります。

ただ、このリスクを過度に気にする必要はありません。

 

小額から始めてリスクとリターンについて考えながら投資をしていると、だんだん自分がどれぐらいリスクをとっているのかがわかるようになります。

何もわからない最初は、元本より減らしてしまう可能性もありますが、誰もが通る道なのでしょうがないと割り切りましょう。

それよりも、投資を全く知らないままに日々生活していくほうが、これからの時代では機会損失が大きく余程リスクが高いです。

口座開設の手続きが面倒

これはデメリットというほどではありませんが、口座開設の手続きが少し面倒です。

ネット証券が増えてきたこともあり、だいぶ手続きが簡素化してきましたが、それでもお金を取り扱うので多少の手続きは必要です。

ただ、実際に必要なことは免許証やマイナンバーのコピーと住民票を郵送するだけで特に難しい作業はありません。

 

ネット証券では、画像のアップロードなどを行い、ペーパーレスで口座開設をすることもできます。

思い立った時に1度開設しておけば、特に更新の手続きなどはないので、使いたいときに使うことが出来ます。

情報収集に時間がかかる

資産運用を行うためには、最低限の情報収集は必要です。

例えば、個別の企業の株を買う場合は、どの企業の株がいいのか、業績はどうなのか、将来性はあるのかなど多少の検討は必要です。

少し調べてば、詳しく紹介してくれているブログもたくさんあるので、そんなに難しくはありません。

私の場合、主な情報源はブログとTwitterです。

 

やはり、本当にしっかりとやろうと思うとそれなりの時間はかかります。

ただでさえ子育てで忙しいのに、情報収集をしているような暇はない!という方はAI(人工知能)を活用したサービスなんかもおすすめです。

口座開設してお金を入れておくだけで、勝手に運用してくれます。

まずは各サービスが提供している無料診断などを受けてみてはいかがでしょうか?

運用額に対して年間1%程度の手数料が必要です。

ある程度まとまった資金が必要

株式で資産運用をする場合は、ある程度のまとまった資金が必要です。

ミニ株などの小額投資もサービスとしてはありますが、手数料が高くなってしまうことが多いのであまりお勧めできません。

最低でも50万円程度のお金は用意しておいたほうがいいでしょう。

投資するお金がそもそもないという方は、まずは副業に挑戦するか、節約をして投資に回せるお金を少しでも増やせるようにしていきましょう。

資産運用をするときは、最初の種銭を作る作業は必ず必要です。

まとめ

子供の証券口座を作るメリットは

  • NISAをフル活用できる
  • 株主優待が倍もらえる
  • IPOに当選しやすくなる
  • 複利の効果が得られる
  • 子供の教育になる
  • 社会人になる前に投資をする環境が整う

逆に子供の証券口座を作るデメリットは

  • 元本割れのリスクがある
  • 口座開設の手続きが面倒
  • 情報収集に時間がかかる
  • ある程度まとまった資金が必要

になります。

面倒な点もありますが、長期的に見ればメリットの方が大きいと思うので、これを機に資産運用に挑戦されてみてはいかがでしょうか?

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